レサのスイミングプール

1966年開業。設計：アルヴァロ・シザ。ポルトガルを代表するモダニズム建築家が生まれ故郷に作った屋外プール。一見、海辺の自然のままの岩棚だけれど、そこにプールが作られている。壁は低く、更衣室やシャワールームも控えめだから、まるで海で泳いでいるような気分だ。岩場に囲まれた、潮だまりのような子供用プールもある。海とプールは道路より一段低くなっているので、車からも目立たない。シザらしい、孤高とも言うべきストイックなデザインが開放感を生み出す。できるだけ自然の要素を残した設計には先見性が感じられるが、ローコストで、という市の要請にも応えたもの。取り壊された19世紀の建物の建材を転用するなどの工夫もされた。2021年には2年間におよぶ改修が完了した。

• Av. Liberdade, 4450-716 Leça da Palmeira
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